10ccのごま油で口を清潔に!オイルプリングの効果とやり方

こんにちは、健康管理士一般指導員の梅田(@gozorop_com)です。

突然ですが、あなたは「オイルプリング」という自然療法を知っていますか?

オイルプリングは、インド大陸の伝統医学であるアーユルヴェーダの健康法の1つです。

ごま油を口に含み、マウスウォッシュのようにぐちゅぐちゅするだけのシンプルな健康法ですが、オイルプリングには‟口の中の微生物”を排除する効果があります。

口の中に微生物なんかいるんですか?」と思われるかもしれません。

しかし実は、私達の口の中には『1000億匹以上の微生物』が存在しています。(参考:日本訪問歯科協会:お口の中は細菌がいっぱい

口腔内は湿度が高く、温度も一定なので細菌等の微生物が住むには最適な環境なのです。

そして、口腔内で繁殖した細菌を放置しておくと虫歯や歯周病、全身疾患系の病気等になるリスクが極めて高くなります。

今回の記事では、口の中の細菌を徹底的に除去するオイルプリングの効果と具体的なやり方を詳しくお伝えしていくので、是非、内容をチェックしてみて下さい。

1.オイルプリングの5つの健康効果

まずは、オイルプリングによって得られる健康効果を5つご紹介します。

1-1.虫歯を予防する

オイルプリングの大きな特徴は、口に含んだごま油に細菌等の微生物を引き付ける点です。

微生物の細胞膜は脂質(油)でできています。

油と油はお互いに引き付け合う性質がある為、口の中のごま油に微生物は引っ張られるのです。

以上のような理由から、「オイルプリング」という名前には、オイル(ごま油)で細菌や微生物をプリング(引っ張る)という意味が込められています。

そして、この細菌を引き付ける効力によって、オイルプリングは虫歯の原因菌である「ミュータンス連鎖球菌」を排除する事が可能です。

インドのRVS歯科大学で45日間行われた比較実験では、「歯磨きのみ」よりも「オイルプリングと歯磨きを組み合わせた」方が細菌の減少率が高い事が証明されました。

GroupAが歯磨きのみ、GroupBが歯磨き前にオイルプリングを行ったグループです。画像出典:シムシムジャパン

更に、オイルプリングは口の内側にある口腔粘膜を刺激する効果があるので、「唾液」の分泌を促進します。

虫歯は、ミュータンス連鎖球菌が出す酸によって歯のエナメル質が溶かされる病気です。

しかし、唾液にはミュータンス連鎖球菌が出す酸を中和する効果があるので、虫歯の進行を抑制する事が出来ます。

原因菌の排除を行える上に症状を抑える唾液の分泌促進が出来るオイルプリングは、虫歯予防に効果的な自然療法なのです。

1-2.歯周病を予防する

オイルプリングは歯周病の予防にも有効です。

歯周病は、歯の磨き残しによって「歯垢」が蓄積する事に大きな原因があります。

何故なら、「歯垢に存在する細菌」が歯肉を刺激して、歯周病を発症させているからです。

「私は毎日、歯を磨いているから大丈夫です」と思われるかもしれませんが、歯の細かい隙間や歯と歯茎の間等の歯ブラシが届きにくい箇所にも歯垢は蓄積してしまいます。

オイルプリングの効果的な点は、歯ブラシでは届きにくい箇所にまでごま油が入り込み、異物を除去できる事です。

インドのRVS歯科大学で行われた実験では、オイルプリングと歯磨きを組みわせると「歯磨きのみ」の時よりも歯垢の数量が減少する事も明らかになっています。

GroupAが歯磨きのみ、GroupBが歯磨き前にオイルプリングを行ったグループです。画像出典: シムシムジャパン

また、実験対象者に「今後もオイルプリングを続けたいか?」という質問をした結果、7割の方が「続けたい」と回答しました。

現代人は歯周病の有病率が非常に高く、厚生労働省が3年毎に実施している「患者調査」によると、20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代は約9割の人が患っています。(参考:日本生活習慣病予防協会

歯を磨く事も勿論大切ですが、オイルプリングと歯磨きの組み合わせによって口全体を除菌する事も非常に効果的です。

1-3.免疫力が向上する

オイルプリングをする事は、病気になりにくい身体づくりに繋がります。

何故なら、口の中の細菌は様々な病気の引き金になるからです。

例えば、口から気管を通って肺に入りこんだ細菌が、肺炎を引き起こす事があります。

また、血液中に入りこんだ細菌がインスリンの機能を阻害し、糖尿病の症状を進行させたり、血管の壁に感染する事で動脈硬化の原因にもなります。

しかし、オイルプリングは細菌の体内への侵入を未然に防ぐので、病気のリスクを大幅に低下させる事が可能です。

また、オイルプリングによって細菌を排除し、免疫系の負担を軽減させる事で身体の自然治癒力を向上させる効果もあります。

1-4.口臭が改善される

自分の口臭が気になる人は多いと思います。

しかし、周囲の人を不快にさせるあのイヤなニオイは一体どこからやってくるのでしょうか?

実は、口臭の発生源の多くは「口腔内の細菌」です。

何故なら、細菌は食べカスや新陳代謝によって剥がれ落ちた細胞をエサとして分解する際、「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」と言われる腐敗ガスを発生させるからです。

ですので、ニオイの発生源である細菌を取り除けるオイルプリングを行う事で、口臭は大きく改善します。

口臭を消すにはエチケットガムやタブレット等の一時的な対処ではなく、根本的な原因である細菌を除去する方法を行う方が遥かに重要です。

1-5.表情筋が鍛えられる

オイルプリングは、細菌を除去すると同時にアンチエイジング効果もあります。

何故なら、ごま油を口に含み、ぐちゅぐちゅする事で口周りの筋肉が刺激され、表情筋が鍛えられるからです。

オイルプリングによって特に鍛える事が出来る表情筋は、頬の筋肉である頬筋(きょうきん)、唇周りの筋肉である口輪筋(こうりんきん)です。

口輪筋を鍛える事は、口元のたるみやシワの予防に繋がります。

そして、頬筋を鍛えればほうれい線が薄くなったり、頬のたるみを予防する事が可能です。

オイルプリングは口の中だけでなく、「外側」も美しくスッキリ見せる効果があります。

2.オイルプリングのやり方

いよいよこのパートからは、オイルプリングの具体的な手順についてお伝えします。

筆者自身も毎日行っていますが、オイルプリングはごま油さえあれば自宅で手軽に行える健康法です。

やり方もとても簡単なので是非実践してみて下さい。

2-1.オーガニックのごま油を用意する

まずは、オイルプリングに適しているオーガニックのごま油を用意します。

オイルプリングではごま油を直接口の中に入れるので、なるべく無添加のオーガニックのオイルを使用しましょう。

【鹿北製油】 白ごま油 (大) 650g  ※有機JAS栽培認証を取得したパラグアイ産の白ごま使用

ごま油さえ手に入れば、自宅で思い立った瞬間にオイルプリングが出来ます。

2-2.10ccのごま油を口に含む

ごま油を用意出来たら、10cc(小さじ2杯分)口に含んでください。

最初はオイルの量が少なく感じるかもしれません。

しかし、オイルプリングをしばらく行うと口腔粘膜が刺激されて口の中で唾液が分泌されます。

唾液が多い人が10cc以上のごま油でオイルプリングをすると口の中から溢れてしまう事があるので、多く含みすぎないように気を付けて下さい。

2-3.20分間ごま油を口の中でぐちゅぐちゅする

オイルを口に含んだら押し込んだり、押し出したり、回したりとオイルを口の中で動かしましょう。

尚、オイルプリングの微生物の除菌効果や唾液の分泌促進効果を得るには、約20分間ぐちゅぐちゅする必要があります。

また、オイルプリングをしている20分間は、テレビ鑑賞や読書、簡単な作業でしたら行っていただいても問題ありません。

オイルプリング中のオイルにはたくさんの細菌が含まれている為、飲み込まないように気を付けて下さい。

もし飲み込みそうになってしまった場合は、一度吐き出して、また途中から再開しても大丈夫です。

ちなみに、ある程度オイルを口の中で動かしていると分泌された唾液と混ざり合い、オイルが白っぽい色になります。

逆に、吐き出した時にオイルの色が変わっていなければ、しっかりと口の中で動かせていない証拠ですので、気を付けて下さい。

3.一日のうちどのタイミングでやればいいの?

オイルプリングは、「起床直後」に行う事がベストです。

何故なら起床直後は口の中の唾液量が最も少なく、細菌数が最も多い時間帯だからです。

上図は一日の口腔内細菌数の変動グラフです。

口内の細菌は唾液が分泌される食事中に減少し、前回の食事から最も時間が経っている朝食前にピークを迎えます。

ですので、オイルプリングで口腔内の細菌を効率的に除去するには、朝一番に行う事が理想的なのです。

まとめ

オイルプリングの健康効果と具体的なやり方に関する記事は以上になります。

いかがだったでしょうか?

オイルプリングは、「継続しやすい事」が最大の特徴です。

準備も簡単な上に、他の作業とも並行して行えるので非常に取り入れやすい健康法だと言えます。

是非、あなたも毎朝の習慣としてオイルプリングを行ってみて下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です